
この記事では、Apple社より2016年11月20日に公開されたiPhone6sのバッテリー交換プログラムについて、対象機種かの確認方法や具体的な交換方法を分かり易く説明します。
こんにちは、管理人のうみにん(@11tejun)です。
iPhone6sの発売以来「電池の残量があるにも関わらず、気がつけばシャットダウンしていた」という声がネット上で話題になっていました。
この記事を読んでくださっているあなたも経験があるのではないでしょうか?
そして遂に2016年11月20日、Apple社ホームページにて、リペアエクステンションプログラム(無償交換プログラム)を開始する旨が発表されました。
しかし、公式ホームページの文章は英語のみで、具体的な電話のかけ先や交換手順について分からない方も多くいると思います。
そこで今回!
iPhone6sをお持ちの方向けに、ご自身のiPhone6sが無償交換プログラムの対象かどうかと、交換対象だった場合の具体的な交換手順を説明します!
内容(押すと移動できるよ)
- 1 リペアエクステンションプログラムとは
- 2 【対象】2015年9月・10月に製造されたiPhone6s
- 3 【確認方法】無償交換プログラムの対象かどうかの確認方法
- 4 【事前準備】シリアル番号かIME番号を確認
- 5 【交換手順1】 アップルサポートセンターへ電話で聞く場合
- 6 【交換手順2】無償交換プログラムの特設ページで確認する場合
- 7 【交換手順3】 交換対象だった場合の選択肢
- 8 【交換手順4】 代理店の来店予約を行う
- 9 【交換手順5】iPhone6sのバックアップを取得
- 10 【交換手順6】予約店舗でバッテリー診断を受ける
- 11 【交換手順7】バッテリー交換(修理)予約を行う
- 12 【交換手順8】バッテリー交換を受ける
- 13 【交換手順9】iPhone6sにバックアップを復元
- 14 【番外編】発生パターンの整理
- 15 【ご参考】iPhone関連グッツ
- 16 まとめ
- 17 【更新履歴】
- 18 コメントやSNSシェア、ブックマークをお願いします!*\(^o^)/*
リペアエクステンションプログラムとは
リペアエクステンションプログラム(以下、無償交換プログラム)とは、簡単に言うと「リコール」の事で、Apple社からiPhoneのバッテリーや本体の交換サービスを受けることが出来ます。
iPhone6sの製造メーカーであるAppleは2016年11月20日、一部のiPhone6sに生じている「突然のシャットダウン」に対して、 無償交換プログラム「iPhone 6s Program for Unexpected Shutdown Issues」を開始しました。
【対象】2015年9月・10月に製造されたiPhone6s
今回の無償交換プログラムの対象は、全てのiPhone6sでは無く、「2016年9月10月に製造されたiPhone6s」のみです。
【確認方法】無償交換プログラムの対象かどうかの確認方法
無償交換プログラムの対象か否かを確認する方法は以下の4パターンです。
①Appleストアでの確認
②Appleサービスプロバイダ(正規代理店)での確認
③Apple Technical Support(以下、「アップルサポートセンター」)での確認
④無償交換プログラムの特設ページ「iPhone 6s Program for Unexpected Shutdown Issues」にてシリアル番号を入力して確認
①について、来店予約はコチラの[Apple公式サイト]から行うことが出来ます。
②について、自宅から最寄りの店舗検索は「Apple公式サイト」の[サービス]で検索する事が出来ます。
現在、シリアル番号を入力して無償交換プログラムの対象かどうかを確認するページはありませんので、店舗へ直接または電話での確認を行う必要があります。
2016年12月3日現在、シリアル番号を入力するだけで交換対象かどうかを確認出来るようになりました。
この記事では、「③のアップルサポートセンター」と「④無償交換プログラムの特設ページ「iPhone 6s Program for Unexpected Shutdown Issues」」での対象有無を確認する方法を記載します。
【事前準備】シリアル番号かIME番号を確認
まず、事前準備としてご自身のiPhoneのシリアル番号とIMEI番号をメモしておきましょう
。
具体的には以下の図の通り、[設定]→[一般]→[情報]で確認する事が出来ます。
※IMEIとは、International Mobile Equipment Identifierの略で、携帯電話が1台ずつ持っている「国際移動体装置識別番号(端末識別番号)」の事です。
それでは準備が完了したので、アップルサポートセンターへ電話をかけましょう。
【交換手順1】 アップルサポートセンターへ電話で聞く場合
アップルサポートセンターへ電話をかける
アップルのサポートセンターに電話をかけます。
サポートセンターの電話番号は0120-277-535です。
自動応答メニューで1(iphone)を選択
サポートセンターに電話をかけると自動応対システムにより、問い合わせ対象のメニュー番号を入力するように促されます。
ここで「1(iPhone)」を押します。
するとオペレータの呼び出しへを進みます。
※土曜日に電話をかけると5分程でオペレーターに繋がりました。
【交換手順3】 オペレーターにシリアル番号かIME番号を伝える
オペレータに繋がったら「iPhone6sのバッテリー無料交換プログラムの対象かどうかを確認したい」旨を伝えます。
そして、事前に調べておいたシリアル番号、または、IMEI番号をオペレーターへ伝えます。
数秒でバッテリー無料交換プログラムの対象かどうかを教えてくれます。
ちなみに、うみにんのiPhone6sは2台共、交換対象でした。
【交換手順2】無償交換プログラムの特設ページで確認する場合
無償交換プログラムの特設ページ「iPhone 6s Program for Unexpected Shutdown Issues」で交換対象を確認する場合の手順を説明します。
シリアル番号を入力して、[送信]を押下する
以下の画面にシリアル番号を入力し、[送信]を押下してください。
交換有無を確認
以下の画像の通り、「本プログラムの適用対象です」と表示が出れば、交換対象です。
【交換手順3】 交換対象だった場合の選択肢
交換対象だった場合の選択肢は、①アップルストア&代理店対応か②工場対応の2種類です。
それぞれの特徴を簡単に以下に纏めておきます。
パターン | 交換物 | 所要日数 | 持ち込み方法 |
---|---|---|---|
①アップルストア&代理店対応 | バッテリー交換 | 即日対応 | 来店 |
②工場対応 | バッテリー交換 | 約1週間 | 配送業者を利用した無料集荷 |
!!!!!当記事において「本体交換対応」という記載がありましたが誤報です。正しくは「バッテリー交換対応」です。代理店の方や皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました。本当に申し訳ございません。!!!!!
【交換手順4】 代理店の来店予約を行う
まずは、代理店にて交換予約を行いましょう。
自宅から最寄りの店舗検索は「Apple公式サイト」の[サービス]で検索する事が出来ます。
上段に郵便番号や住所を入力し、下段はドロップダウンで「iPhone」を選択します。
修理を依頼する店舗が見つかったら「修理の予約が可能」ボタンを押下します。
すると要件を聞かれるので「バッテリー、電源、および充電」を選択します。
次に、「予期せぬ終了/再起動」を選択します。
最後に「スキップ」を選択します。
すると、必要とするサポートの種類を聞かれるので、「持ち込み修理」を選択します。
AppleIDでログイン後に以下の画面が表示されるので、希望日時を選択します。
この日付を押した瞬間に来店予約完了になるので、慎重に操作を行ってくださいね。
間違って予約してしまった場合は、「キャンセル」ボタンを押下すればスグに取り消し出来ます。
以下の画面が表示されたら来店予約が完了です。
【交換手順5】iPhone6sのバックアップを取得
来店までに現在のiPhone6sのバックアップを取っておく必要があります。
iTunesを利用すればワンクリックでバックアップを取ることが出来ます。(新品の本体に戻すのもワンクリックです。)
バックアップの具体的な手順は、過去に取り上げた[【徹底解説】たった5STEP!iPhone5sからiPhone6sへデータ移行する方法]が活用出来ます。
ぜひご参照下さい。
【交換手順6】予約店舗でバッテリー診断を受ける
待ちに待った来店の日です。
予約した店舗へ行き、まずはiPhone6sのバッテリー性能状況を専用の診断ソフトで確認してもらいます。
次に、iPhone6sのバッテリー自体が物理的に膨張していないかを確認してもらいます。
この検査を行わないと、正式にバッテリー交換プログラム対象かを判断出来ないそうです。
診断結果は「バッテリー交換」とのことでした。
【交換手順7】バッテリー交換(修理)予約を行う
前述の通り、バッテリー交換プログラムの対象と判断されたわけですが、スグに交換出来ない場合があります。
「2016年12月現在、iPhone6sバッテリーが世界的に枯渇していて、現在何十人が入荷待ちの状況。次回入荷予定が未定」と案内されました。※店舗によって状況に違い有り。
よって、バッテリー入荷待ち行列に並ぶ必要があります。
※店舗にバッテリー在庫がある場合はこの手順を省略して下さい。
【交換手順8】バッテリー交換を受ける
実際にバッテリー交換を受けます。
まず、「iPhoneを探す」をOFFにしていることと、「バックアップが確実に取れていること」を確認しておいたほうが良いです。
「iPhoneを探す」を解除する理由は、修理受付時にご自身のiPhoneの状態を診断するためです。
「バックアップが確実に取れていること」を確認する理由は、個人情報保護の観点からiPhoneを代理店へ預ける際、本体をオールリセットする必要があるからです。
バッテリー交換作業の所用時間は1台約45分です。私は2台で1.5時間かかりました。
「バッテリー交換になんでそんなに時間がかかるの!?」と思う方もいるかもしれませんが、バッテリー交換の他、本体とスクリーンの圧着作業があるためこれだけの時間がかかるようです。
あとは、作業終了を待って修理後の本体を受け取りましょう。
【交換手順9】iPhone6sにバックアップを復元
最後に事前にバックアップをとった内容をバッテリー交換後のiPhoneに復元しましょう。
iTunesに作成したバックアップをiPhone6sに戻す方法は、過去に作成した記事[【徹底解説】たった5STEP!iPhone5sからiPhone6sへデータ移行する方法]をご参照下さい。
【番外編】発生パターンの整理
様々な方から、バッテリー交換や本体交換に関する実績のお便りをいただいたため、発生パターンを整理しました。
No. | 対応場所 | 対応内容 | 代替機有無 | サービスの受け方 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 代理店・Apple Store | バッテリー交換 | 無し | 来店予約 | ・これが修理の基本形。 ・バッテリーの在庫があれば即日修理可能。 ※ただし、2016年12月時点ではバッテリーの入荷日未定 |
2 | 工場 | バッテリー交換 | 無し | オペレータへ架電 | ・自分のiPhoneを集荷してもらい、工場で修理してもらうパターン。 ・代替機の手配は自分でキャリアに相談する必要あり。 |
3 | 工場 | バッテリー交換 | 有り | オペレータへ架電 | ・Apple Care+ 加入者のみ選択可能な可能性有り。(※皆さんからの実績報告からの推測) ・代替機が送られてき、自分のiPhoneを修理へ出すパターン |
4 | 工場 | 本体交換 | 無し | オペレータへ架電 | ・Apple Care+ 加入者のみ選択可能な可能性有り。(※皆さんからの実績報告からの推測) ・不具合が解消されたiPhoneが届くので、自分のiPhoneを返送するパターン。 |
【ご参考】iPhone関連グッツ
まとめ
最後まで読んで下さり、ありがとうございます。
簡単にこの記事を纏めます。
①iPhone6sの交換プログラム対象かどうかを確認するには、無償交換プログラムの特設ページ(iPhone 6s Program for Unexpected Shutdown Issues)が一番早い。
②交換プログラムの対象だった場合は、バッテリー交換が受けられる。
③交換プログラムに出す際には、[【徹底解説】たった5STEP!iPhone5sからiPhone6sへデータ移行する方法]を参考にバックアップを取る。
④実際に交換へ出す。※在庫がない場合は入荷待ち。
⑤バッテリー交換後のiPhone6sに対して、バックアップを戻す。
【更新履歴】
[2016/12/03] WEB上で交換有無を確認出来るページが新設
従来、お持ちのiPhone6sが交換対象かどうかの確認は実店舗、または電話のみでした。
しかし、現在はシリアル番号を入力し、交換対象かどうかを確認できるようになっています。
この変更を当記事に反映しました。
[2016/12/07]【お詫び】本体交換は実施無し「バッテリー交換のみ」
代理店のご担当者より「本体交換は実施していない」旨、連絡をいただきました。
この度は皆様に対して、ご迷惑をおかけし申し訳ございません。
記事について「バッテリー交換のみ」である旨、修正しております。
[2016/12/09]バッテリー入荷待ち
来店予約していた代理店を訪れ、バッテリー状況診断を受けた状況を更新しました。
[2016/12/29]発生パターンの整理を実施
皆さんから「本体交換してもらったよー」や「バッテリー交換したよー」等の連絡を受け、現在発生している対応パターンを整理しました。
ご連絡ありがとうございます。
[2017/01/16]iPhoneのバッテリー交換完了
うみにん家族が保有する2個のiPhone6sのバッテリー交換作業が完了したため、記事を更新しました。
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以上、うみにんがお伝えしました!!