このページを読むとルータで簡易NASを構築する事ができます。
簡易NASを構築すると、家族がそれぞれスマホやPC、タブレットに保存しているデータを簡単に共有する事ができます。
また、新しい機器を買った際に「データを移すのが面倒だなぁ」という悩みが解消されます。
既にルータ設定は終わっているので、外出先から家のルータに接続したい場合は「超簡単!外出先からバッファロールータに接続したHDDにアクセスする方法」をご覧下さいね。
内容(押すと移動できるよ)
簡易NASとは
そもそも「簡易NAS」とはルータにUSB用HDDをつないで家中のパソコン・デジタル家電でデータが共有できるネットワーク対応HDD(NAS)の事です。
イメージは以下の図が分かりやすいと思います。
簡易NASのメリットをいくつか挙げておきます。
・外部クラウドサイトに画像を保存しない形なので、プライバシーの漏洩を防ぐ事ができる。
機器の準備
簡易NASを構築する際に必要な物は以下の通りです。
USBコネクター付きルータ
簡易NASを構築するのに必ず必要な機器(今回はバッファロー製のWXR-1900DHP3)です。
まだ製品を買っていない人のために最安値サイト情報を載せておきますね。
外付けHDD
大量の写真を集約して管理するためには大容量のハードディスクを購入する事をお勧め します。
今回は2TBのハードディスクで簡易NASを構築しています。
こちらも、まだ買っていない人のためにオススメサイトを載せておきますね。
それでは簡易NASを構築する具体的な手順に進んでいきます。
ルータと外付けHDDを接続
ルータとHDDをUSBケーブルで接続し、HDDの電源を入れてください。
ルータの管理画面にログイン
バッファローの場合はインターネットブラウザのURL部分に[192.168.11.1]を入力することによって、管理画面を表示することが出来ます。
まずは「ユーザ名」と「パスワード」を入力し、管理画面にログインしてください。
HDDのフォーマットを実施
次に、HDDを簡易NAS用にフォーマットします。
[アプリケーション]→[ディスク管理]→[パーティション1]の順に進みます。以下の表示から分かる通り、HDDがまだルータは未認識の状態です。
認識させるために[フォーマット]を選択します。
フォーマット形式を[XSF]を選択し、[フォーマット実行]を選択します。
フォーマット実行中は画面に「フォーマット実行中」と表示されます。
これでディスクの設定が完了です。
NASへ接続するユーザを作成
次にHDD(NAS)にログインするためのユーザを作成します。
[(ハードディディスク名)]→[ユーザの作成]の順に進みます。
任意の[ユーザ名]と[パスワード]を入力します。この情報は後で修正可能です。
ユーザが作成されていれば成功です。
以上で、HDDにログインするユーザの作成が完了です。
共有フォルダ機能を有効化
次にHDDの中身を共有(誰でも見ることができるように設定)します。
今までと同じように[アプリケーション]→[共有サービス]へと進み、共有フォルダ機能をオン(チェックをつけた状態)にします。
以上で、共有フォルダ設定が完了です。
WEBアクセス機能を有効化
もう少しで設定が完了しますので、頑張ってくださいね。
次はWEBアクセス機能を有効化します。
この機能はあまり頻度よく使用することが無いと思うので、飛ばしていただいても構いません。
[Webアクセス機能]をオン( チェックをつけた状態)にします。
さらに[DNSサービスホスト名]を「BuffaloNAS登録機能を使用する」を選択します。
そして任意のBuffaloNAS.comネームとキーを入力します。
以上で全ての設定が完了し、簡易NASが出来上がりました。あとは接続確認をするのみです。
PCからアクセス確認(MAC)
デスクトップの上部のメニュー[移動]→[サーバへ移動]を選択します。
[サーバアドレス]にルータの管理画面のIPアドレス「smb://192.168.11.1(バッファロー初期設定の場合)」を入力します。するとログイン画面が表示されます。
ユーザの種類「登録ユーザ」を選択し、上記「ユーザ作成」ステップで作成したユーザ名、PWを入力します。
[接続]へと進みます。無事にログインできれば成功です。試しに何か写真をコピペしてください。コピーできれば成功です!
エラー対処
ここではよくあるエラーに対する解決策を説明します。
HDDを認識しない場合
HDDをいくらフォーマットしても認識しない場合があります。
HDDが認識しないことにより、以下の図のように[ディスク管理]や[共有サービス]、[Wenアクセス]まで使用不可になってしまいます。
fa-arrow-circle-right解決策
結論から説明すると[プリントサーバ]をOFFにすると認識します。
[アプリケーション]→[プリントサーバー]に進むと、以下の図のとおりチェックがすべてON(付いている状況)になっていると思うので、すべてのチェックを外してください。その後、再度HDDのフォーマットを実施すると認識します。
次のステップ
簡易NASを作成することによって家族の写真が一元管理でき、整理しやすくなります。
簡易NASを構築した次は、「外出先から家のルータに接続したい」と思った方は「超簡単!外出先からバッファロールータに接続したHDDにアクセスする方法」をご覧下さいね。