この記事では、スプーンを使うだけで「外はカリカリ、中はフワフワなお好み焼き」を作ることが出来る魔法のような手順を説明します。お好み焼きを切る際に「柔らかい」、そして食べるときに「カリっと」を感じること間違い無しです。
こんにちは、月に2度はお好み焼きを作っている、うみにん(@11tejun)です。
材料は同じはずなのに、なぜかお店で食べるお好み焼きがおいしく感じてしまいますよね。
私は「なぜ材料は同じなのに、お店で食べるお好み焼きはおいしく感じるのだろうか」と考え、毎月のように家庭でできるお好み焼きのクオリティ向上を目標に、試行錯誤しました。
その結果、たった「スプーン1個」あれば、お店のお好み焼きを作ることに成功したのです!
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【ポイント1】キャベツの切り方は8:2、粉と水は少なめに
材料は基本的に、市販で販売されているお好み焼き用粉のパッケージに記載されている食材でOKです。
今回写真に載せている大きなお好み焼き1枚を作る材料を載せておきますね。
①キャベツ→300g
②揚げ玉→振りかける程度
③紅生姜(みじん切り)
④ほんだし→5g
⑤豚バラ肉→4枚
材料は普通で問題ありませんが、「キャベツの切り方」と「粉・水の分量」にはこだわりを持って下さい!
この2つの要素がお好み焼きの今後の完成度合いを大きく左右します。
キャベツの切り方を制覇せよ!
千切り、みじん切り 等々、様々な切り方がありますが、私がオススメするキャベツの切り方は「千切り8割、粗みじん切り2割」です。
また2割を荒くする理由は食べた時のシャキシャキ感を作るためです。
補足をしておきますが、以下の図のように、キャベツを細かくすればするほど、仕上がりがフワフワになりますが、その反面、食べた時のシャキシャキ具合が損なわれてしまいます。
そこでフワフワかつ、食感を残すために8対2の割合が重要になってくるのです。
粉と水の分量を制覇せよ!
粉と水はキャベツとキャベツのつなぎとして使用するので、多すぎると糊のようにベタベタした仕上がりになってしまいます。
なので、少なめを意識してください。
「そんなんじゃ分からない!」と思う方もいらっしゃると思うので、私が今までに作ってきた経験からいうと、粉パッケージに記載の9割が丁度いい分量だと思います。
生地を混ぜる際にはスプーンを使用すると、とても混ぜやすくて便利ですよ。
【ポイント2】プレートは180度、油は少なめ
それでは次にプレートの準備にとりかかります。プレートの温度は180度に設定して下さい。
また、油も少なめにしてください。
後でお好み焼きをひっくり返す際に、豚バラ肉から大量の脂が出てくるからです。
【ポイント3】生地は押さない、スプーンを立てて中心から広げる
さて、いよいよ生地を鉄板に流し込みましょう。生地を鉄板に流し込んだら平らにします。
ここが重要!普通であれば上から押さえつけるようにして平らにすると思いますが、スプーンを立てて中心から周りへ切るように広げていきます。
言葉で伝えるのが難しいと思いますので、写真を御覧ください。
上から押すことを避ける理由は「中に入った空気を逃がしてしまい、ぺたんこになってしまう」からです。
そして、周りを固める際にはスプーンの背中を利用してください。
生地の分厚さは、小指の第一関節から第二関節の間(約2cm弱)ぐらいです。
形を整えたら生地の上に豚バラ肉を乗せてフタ代わりにします。これによって内部も蒸し焼き状態に出来ます。
【ポイント4】ひっくり返す、プレートを200度
表面がきつね色(色は上の画像を、見てくださいね)になったら、ひっくり返します。
ひっくり返したらプレートの温度を200度に上げてください。そして、お好み焼きの周囲を整形します。
ここで!アドバイス!ひっくり返したらヘラで上から押してはいけません!
せっかくふっくらしたお好み焼きをペタンコにしてしまう事になります。
3〜5分ほどすると、下の写真のように、豚バラ肉の脂が沢山出てくるのが分かります。
これがカリッとする秘訣です。
【ポイント5】蓋をして蒸し焼き
5分経ったら今度は蒸し焼きにします。これによりお好み焼きの内部まで火を通します。
すると、見てください!見るからにカリカリな表面に仕上がっていますね。
以上で、お好み焼きの完成です、この時点でプレートを保温にしておきましょう。
【ポイント6】卵、ソース、マヨでおしゃれにデコレーション
これでも十分美味しいお好み焼きが完成していますが、更に卵を載せちゃいましょう。
半熟玉子を投入!!
鉄板の上で卵を割り、ヘラの角で黄身を崩してください。
卵が半熟になり、ヘラで持ち上げられるようになったらお好み焼きの上に乗せて下さい。
ソースを投入!!
半熟卵が乗ったところで、ソースをジグザグにかけていきましょう。
ソースをかけるコツは、鉄板の上にこぼさないことです。
鉄板が高熱なため、飛び跳ねてしまいます。(飛び跳ねを防止するために保温にしたのです。)
マヨネーズ投入!!
ソース同様にマヨネーズもジグザグにかけていきます。
最後に、ヘラで写真のように線を引くことによって模様を作ることが出来ます。
はい!!これで、お好み焼きの完成です!お店で食べるお好み焼きみたいに見えるでしょ?\(^o^)/
まとめ
今回の記事はいかがでしたか?分かりにくい部分ありませんでしたか?
一度、カリふわなお好み焼きを食べると、やみつきになること間違いなしです!!
簡単にまとめます。
②水と粉は少なめにするべし
③プレートに乗せたお好み焼きは上から押すべからず
以上3点を参考に美味しいカリふわお好み焼きを作ってみてください!